2009年7月11日~12日
海外に来ておいて海外旅行というのも変な感じだが、ともかく日本にいるときから行こうと思っていた祭りに出かけた。
スペインのパンプローナという町で開かれる『サン・フェルミン祭』だ。
この祭りは、『牛追い祭り』として世界的に知られている。
土曜日にドイツのデュッセルドルフを出発して、朝の8時にバルセロナへ。
去年バルセロナに来たときには行っていなかった、ガウディの作った『グエル公園』へ行った。
公園からはサグラダファミリアも見えた。去年よりクレーンの数が多いようだ。
12時30分、バルセロナからRENFEでパンプローナへ。
18時50分、パンプローナ着。街行く人の服装が、前身白に赤い腰巻とスカーフだ。
観光客もいっぱい要るはずなのに、9割以上そういう格好をしている。
駅からバスで市の中心に行き、バス停付近で衣装を売っている臨時会場を発見。
すぐさま購入した。
そのまま町を歩いて写真を撮っていたら、フランス人の友達が出来た。
分かっていても英語は話さないとよく聞くフランス人だけど、英語を話すのだなと感心した。そんなステレオタイプにはまった人間しかいない国などないだろうけど、こうして実際に会うことで実感できて嬉しい。
ただし、英語の発音はフランス語っぽいものがあり、聞き取りにくい。多分、日本人と同じくらいのレベルに感じた。
さらに町を歩いたいたら、デュッセルドルフ在住の中国人と友達になった。
お互いに帰ったら会おうといって別れた。
夜11時になったのでホテルに行こうとしたところで花火が始まった。
この祭りは眠らない。
0時半に寝て、4時半起き、5時にホテルをチェックアウトした。
5時過ぎに祭りの会場に再び赴いたが、もう人でいっぱいだ。
牛追い祭りの見所になりそうな場所に行った。ゴミで一杯の通路を高圧水を吹き付けてきれいにした後、策が作られ始めた。
2時間も待ったのに、人がたくさんでとても見られるような場所じゃなかったので、移動した。
金を払って、路地の脇に立ち並ぶ家のベランダを貸してもらうのが、もっとも賢い楽しみ方だろう。そんなの知らなかったので、気付いたときには一杯で入れなかった。
待っている途中で日本語を話せるスペイン人が絡んできたが、その男が話す唯一の日本語が
「彼女が、ほしい」
で、後は全てスペイン語。
近くにいた女性に通訳してもらって、「不可能だ。一人で来ているし、紹介できない」と伝えてもらった。
最後は「アミーゴ」といいながら肩を抱き合って別れた。
牛追いは、闘牛場に入る前辺りで前の人の足の隙間から見た。
その後、この祭りを有名にしたヘミングウェイの小説、「日はまた昇る」にも出てくる『カフェ・イルーニャ』で、今日の牛追いのハイライトと解説の番組を見ながらカフェオレとパンを食べた。
牛に襲われてズボンが脱げて半ケツで担架に運ばれていく人がいた。
9時20分にパンプローナを離れて、ビルバオへ。
まさか一年もしないうちにビルバオに来れるとは思っても見なかった。
11時30分着。12時にグッケンハイム美術館へ。今回は北京オリンピックの花火も手がけた中国人アーティストのCaiが特集されていた。彼は火薬を使った平面画や、パフォーマンスを特徴とするアーティストだ。
『神を信じない世代 Generation which don't believe gods;原題も英訳の題も覚えていない・・・』という作品が印象に残っている。仏像やキリストの磔像、天使の像が空中に吊るされていて、それらに100本ほどの矢が刺さっていると言うもの。
特に文化大革命の時代に育った作者だからこそ、世界的に信仰心が薄れている今、ではなく、自分のルーツ・自分の世代を表した作品なのだろう。
これを見て、『バブルへGO』という映画があったことを思い出した。今更興味が出てきた。
20代のルーツ、というシリーズで10年に一回くらい、20代の人が育った時代をまとめた映画を作って欲しいと思った。
もう一つの企画展は、永久コレクション。カンディンスキーとクレーとシャガールは一際目に留まった。
14時過ぎに美術館を出て街を歩いて、去年チョコ菓子を買った店が開いていたのでパンを買って食べた。バラの花が入ったチョコをお土産に買って帰った。
空港へのバス停を確認した後、カフェテリアでピンチョスを食べてチャコリを飲んだ。相変わらずおいしい。ビルバオはいい。
15時20分、空港着。バス停の前はやたらにシュレッダーにかけたような紙くずが散らかっていた。
空港の中に入ると、明らかに異常な量の紙くずと色とりどりの張り紙がいたるところに張られていた。
インフォメーションに聞くと、ストライキがあったというが、僕の乗る便は問題なく運行してくれていた。
17時30分ビルバオ発
18時20分マヨルカ島着。
時間も無かったので、リゾート気分は味わえないまま。
20時過ぎ、マヨルカ発。空港からGOサインが出ず、予定より30分以上遅れての離陸。
23時10分、デュッセルドルフ着。
24時前帰宅。
2日間でこんな体験が出来るなんて。やっぱり、何か行動するといい。
特に祭りは、自分の存在が、その巨大なエネルギーの中でちっぽけに感じる、そのエネルギーとの一体感を感じられるからいいのかもしれない。僕は祭りが好きだが、その理由はそういうところにあるのかもしれない。自己喪失。孤独を忘れられるからか??こういうことはまた考えて遊ぶとしよう。
後日写真をまとめてアップします。
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